彫刻は3次元デッサンなのか?
更新日:4月26日
彫刻セミナーに参加した記録動画を作りました。
動画内の補足として、
■彫刻セミナーはフィギュアの作り方教室ではない。
美大の彫刻科目だと思って参加した方が良い。
■彫刻は3次元デッサン。
紙に書くデッサンは3次元を2次元に落とし込む作業。
彫刻は2次元を3次元に変換する必要がある(クソむずい)
MAYAでいうZ軸の意識がどうにも足りない。
自分はまだまだ2次元でしか捉えられてない。
一方向から見て、影の落ち具合で奥行きの判断が出来ない。
美大生の方も参加されてましたがとても精巧に作られてました。
デッサンをされてる方は立体を意識して紙に起こす訓練を日常的にやってる。
でないと陰影とかつけられない。
逆に、プロ原型師の方でもけっこう苦戦されていたようです。
なので、技術は全く関係ないのかなと思いました。
テクニック的なところでいえば、
薄目で対象を視るのは有効だと思いました。
ぼんやりした状態でも物体と認識できるか?印象は出てるか?の確認がしやすいです。
■「見る」から「視る」へ。
毎回セミナーに参加すると言われてる事ですが、ようやく理解できそうな感じです。
自分の中で
「ありのまま、正しく認識しようとしてない」
これだと思います。
「こうなっていたら良いな」
という具合に、自分の都合の良いような見方の仕方をしてると気づきました。
美大でそんな事やったらブチギレられそう(実際セミナーでも強めに注意されている)
前にも書いたっすけど、先入観が邪魔している。
なので、自分の中でまずはモノの見方、認識を変える必要があると感じました。
デッサンは自分が書いたものと実物の差を詰めていくもの。
これが出来てる人は、実際フィギュア業界でも即戦力として活躍されてるそうです。
造形は奥深いというより、自分が勝手に難しくしてるだけとも思いました。
ただ、この認識を変えるというのはそう簡単な事ではないです(;´∀`)
これとか、皇治選手ご本人はエンタメ的に面白いとやってるでしょうが、自分的には面白くないと感じます。
創作においては、
周りの意見に左右されて、
「みんなが良いと言ってるからこれは良いものだ」
と思い込むのは危険だと思います。
且つ、
「自分はこういう人間だ!」
と我が強いのもデッサン的には障害になってる気がします。
「デッサンが上手くないのは自分の認識が間違ってる」
これが本質なのではないかと思いました。
年を取ればとるほど、この「認識」の部分が凝り固まってくるので、
やはり若い人のほうが伸びやすいというか、重宝されてるのも合点がいきます( ˘ω˘ )